経営者のメンタルトレーニング 分断か共生か


あなたはどんな新年を迎えられ

ましたか?

近年、世界のいたる所で分断

が進んでいるように感じますね。

 

2016年、アメリカでトランプ

大統領が出てきて、密輸や密入国

防止のためメキシコとの国境壁が

できたり、

 

2020年、世界でコロナがまん延

した時、日本では「人命を守るため

に海外みたいにロックダウンしろ!」

と言う人たちがいる一方で、

 

「致死率はインフルエンザと

同レベルなので経済を止めるな!

5類に引き下げろ!」と言う人たち。

 

また、「マスクしろ!」と言う人たち

がいる一方で、

 

「ウイルスはマスク生地の目よりも

細かいので、マスクをしても意味が

ない。息苦しいからしたくない」

と言う人たち。

 

2020年11月のアメリカ大統領選

は、トランプ前大統領とバイデン現

大統領の激戦で、不正選挙があった

とか無かったと言う意見で割れ、

 

2021年1月、トランプ前大統領

支持者による連邦議会乱入事件が

あったりで、分断が進んだ感じが

します。

 

コロナ後、外出自粛で、友人や田舎

の家族に気軽に会えなくなったり、

 

仕事でリモート化が進み、社内で

相談できていたことが、できずらく

なってきたことも分断につながる

変化になりますよね。

 

ちなみに、「日経トレンディ2022年

12月号」 の「2022年ヒット商品

ベスト30」の1位は、

 

「ぐっすり眠れるらしい」という

評判で入荷時に争奪戦となった

【Yakult1000/Y1000】でした。

 

店頭用の「Y1000」は、1日当たり

41万本、ヤクルトレディなどが

販売する「Yakult1000」は、1日

当たり180万本を販売したそう

です。

 

2年以上続く「コロナ疲れ」や気軽に

人に会えないこと、未来を見通せない

不安などから、眠れない人たちが

増えているのが推測できます。

 

そんな中、年末のテレビでピーン

ときたものがありました。

 

あなたは自動車の自動運転ソフト

ウェアの日本企業「ティアフォー」

をご存じですか?

 

名古屋大学発のベンチャー企業で、

2015年、名古屋大学で准教授を

務めていた加藤真平氏が中心と

なって創業。

 

自動車の自動運転といえば、

テスラ、グーグル、アマゾンなど

が先行していますね。

 

私がそのテレビを見て、ビックリ

したのは、雨の中、自動運転の

テストをしていて、

 

信号が青で、障害物など無いのに、

10mぐらい前方で停止したこと

でした。

 

実験していた社員さんが会社に帰り、

その原因を調べると、信号機に

垂れ下がった雨の”しずく”に

反応して停止したというのです。

 

高感度センサーゆえの誤検知です

が、安全確保のため、そんなところ

まで検知できるようになっている

んだと、

 

自動運転の実用化がかなりの

スピードで進んでいるのを感じ

ました。

 

ところで研究開発は、自社開発だけ

では、資金や人的リソースに限界

がありますよね。

 

そこでティアフォーは、自動運転用

オペレーションシステム(OS)の

技術を無償公開するオープンソース

戦略をとっているとのこと。

 

それぞれの企業が、同じ研究をする

よりも、互いに強みを活かし、弱み

を補完し、AIに学習させて完成度を

高めていく連合を形成することで、

 

現在世界で500社以上が使用し、

自動運転用OSの利用社数としては

世界トップを誇っているそうです。

 

さらに、アップルカーが研究開発を

進める中、アップルの重要ビジネス

パートナーの台湾・鴻海精密工業

(ホンハイ)が、

 

立ち上げた独自開発プラット

フォーム「MIH」に、国内外の

加盟企業は1200社以上へ。

 

そのソフトウェアのワーキング

グループ座長に、ティアフォーが

重要な役割を務めているとのこと。

 

また、2021年夏の東京オリンピック

の選手村で導入され注目を集めた

トヨタの自動運転EV(電気自動車)

「e-Palette」の自動運転システムは、

 

トヨタのものではなくティアフォー

が開発したシステムが使用され、

「大型上場予備軍」と期待されてる

ようです。

 

 

この内容を見て、私は以前、

ビデオテープのVHSとベータの

規格争いを思い出しました。

 

ビデオテープは、当初、1975年

に販売開始したベータ(ソニーを

中心とした東芝、三洋電機など)

が優勢でした。

 

それが翌年1976年に販売開始

した後発の(日本ビクターを中心と

した松下電器、シャープ、三菱電機、

日立製作所など)が技術公開し、

連合で共同研究したことで、

 

低価格化を実現し、最終的にVHSが

標準規格となりました。

 

これは、以前、NHKの

『プロジェクトX』でも、

『窓際族が世界規格を作ったVHS・

執念の逆転劇』

 

というタイトルで何度も放送された

ので、あなたも知ってるかもしれ

ませんね。

 

また、今までご縁のあったいろいろな

経営者や自営業者さんで、上手く

いっている方たちの共通点として、

 

同業の人たちとよく情報交換や協業

して業界を盛り上げたり、異業種の

方たちと協業し、積極的に新しい

アイデアを取り入れて応用している

ように感じます。

 

そして、今まで私のメンタルブロック

解除やメンタルトレーニングを受け

られた経営者や自営業者さんで、

「人が信用できない」などと防衛本能

が強くなっていた方たちが、

 

過去の裏切られたこと、騙されたこと、

利用されたこと、上手くいかなかった

ことなどが蓄積されて、心が傷付いて

いたことが解放されたことで、それら

をゆるせるようになり、さらにご活躍

されるようになっています。

 

分断か共生か。

 

今後、世界の変化の大きなキーワード

になりそうですね。

 

あなたは新しい時代の変化を、

どのように感じていますか?

 

セルフイメージコンサルタント

岡崎哲也

 

 

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